みなさま、こんにちは。人を輝かせ続けるカラークチュール®、高橋利予でございます。
結婚式のご準備を進めていらっしゃる方から、こんなご相談をよくいただきます。
・ドレスの試着に行ったけれど、白の種類が多すぎてどれがいいのかわからなかった
・カラードレスを何色にするか、家族と意見が分かれてしまっている
・ブーケもベールもアクセサリーも、それぞれ別のお店で決めるので全体がまとまるか不安
・写真に残ったとき、顔色が悪く見えないか心配
ウェディングドレスは、人生で一番写真に残るお洋服です。しかも、真っ白または淡い色の大きな面積が、お顔のすぐ下にきます。これは、パーソナルカラーの影響が最も強く出る条件そのものなのです。
そして残念なことに、ドレス選びは何度もやり直しがきくものではありません。だからこそ、「試着に行く前」に、ご自分に似合う色の軸を持っておいていただきたいのです。
今回は、ブライダルのパーソナルカラー診断とはどういうものか、そして花嫁さまが一番美しく見えるための色選びについて、じっくりお話しさせていただきます。
第1章:ブライダルのパーソナルカラー診断とは
ブライダルのパーソナルカラー診断とは、結婚式という一日に向けて、花嫁さまが生まれ持った色素(肌・髪・瞳の色)に最も調和する色を見極め、ドレス・和装・ブーケ・小物・メイク・ヘアスタイルまで、トータルで色を設計していく診断です。
通常のパーソナルカラー診断との違いは、「日常のお洋服選び」ではなく「一日の完成された装い」を目的にしている点にあります。
具体的には、次のような要素を一つの流れとして組み立てていきます。
-
ウェディングドレスの白の種類(ピュアホワイト/オフホワイト/アイボリー/シャンパン)
-
ドレスのシルエットとデザイン(胸元・裾のライン)
-
カラードレスの色
-
ベールの色と長さ、ヘアアクセサリー
-
ブーケの色と形
-
和装を着る場合の白無垢・色打掛の色柄
-
当日のメイクカラーとヘアスタイル
-
新郎のタキシードの形、タイの色
これらがバラバラに決まっていくと、一つひとつは素敵でも、全体としてちぐはぐな印象になってしまうことがあります。式場、ドレスショップ、美容室、フラワーショップと、担当する方がそれぞれ違うからこそ起こりやすいことなのです。
診断で「色の軸」を先に決めておけば、どのお店で何を選ぶときも、判断がぶれなくなります。
第2章:ウェディングドレスの「白」は、一色ではありません
まず知っていただきたいのが、ドレスの白には何種類もある、ということです。
ドレスショップに並ぶ白は、ざっくりと次のように分かれます。
-
ピュアホワイト(純白) 青みを含んだ、混じり気のない白。最もシャープで凛とした印象になります。
-
オフホワイト ほんのりグレーやベージュを含んだ、やわらかい白。ピュアホワイトより肌なじみがよく、日本の方に選ばれることの多い白です。
-
アイボリー 黄みを含んだ、温かみのある白。落ち着いた、クラシカルな印象になります。
-
シャンパン/エクリュ さらに黄みとベージュが強く、金色がかった白。ゴージャスで大人っぽい雰囲気に。
この違いは、ドレスだけを見ているときはわずかな差にしか感じられません。ところが、お顔の下に持ってくると、印象がはっきり分かれます。
青みの白が似合う方が黄みの強いアイボリーを着ると、お顔だけが黄色くくすんで見えてしまう。反対に、黄みの白が似合う方が真っ白なピュアホワイトを着ると、お顔が青白く沈み、生気のない印象になってしまう。
「ドレス自体はとても素敵なのに、なぜか自分が映えない」と感じるとき、原因はデザインではなく、この白の種類にあることがとても多いのです。
第3章:4タイプ別・似合うドレスの白とカラードレス
ここからは、4シーズン分類ごとに、似合う傾向をお伝えします。
【Spring(スプリング)】イエベ春タイプ
キーワード:明るい、透明感、多幸感
-
似合う白:明るいアイボリー、クリームがかった白、やわらかいオフホワイト
-
カラードレス:コーラルピンク、ピーチ、ライトイエロー、アップルグリーン、明るいターコイズ
-
ブーケ:オレンジ系ローズ、ガーベラ、ラナンキュラス、明るいグリーンの葉物
-
小物:ゴールド系のアクセサリー、明るいパールが好相性
-
避けたい傾向:重く沈んだ濃色、くすみの強いスモーキーカラー
スプリングタイプの方は、明るさと軽やかさが魅力です。ドレスも、光を含んだような明るい白がよくお似合いになります。
【Summer(サマー)】ブルベ夏タイプ
キーワード:エレガント、ソフト、上品
-
似合う白:ピュアホワイト、青みのあるオフホワイト
-
カラードレス:ベビーピンク、ラベンダー、スカイブルー、ミントグリーン、グレージュ
-
ブーケ:淡いピンクのバラ、ラベンダー、かすみ草、シルバーグリーンの葉物
-
小物:シルバーやプラチナ、上品なパール
-
避けたい傾向:黄みの強いアイボリーやシャンパン、鮮やかすぎるビビッドカラー
サマータイプの方は、やわらかく透明感のある美しさが魅力です。淡くくすんだ色調をまとうと、肌の透明感が際立ちます。
【Autumn(オータム)】イエベ秋タイプ
キーワード:リッチ、シック、大人っぽい
-
似合う白:アイボリー、シャンパン、エクリュ
-
カラードレス:テラコッタ、モスグリーン、ボルドー、マスタード、ディープブラウン
-
ブーケ:ダリア、くすみカラーのバラ、ドライフラワー調、深い色の実物(みもの)
-
小物:マットなゴールド、べっ甲、天然素材のもの
-
避けたい傾向:真っ白なピュアホワイト、青みの強いパステルカラー
オータムタイプの方には、シャンパンやエクリュのような深みのある白がよくなじみます。近年人気のくすみカラーのドレスも、得意分野です。
【Winter(ウィンター)】ブルベ冬タイプ
キーワード:ドラマティック、シャープ、華やか
-
似合う白:ピュアホワイト(最も得意)
-
カラードレス:ロイヤルブルー、フューシャピンク、トゥルーレッド、エメラルドグリーン、ブラック
-
ブーケ:真紅のバラ、鮮やかなピンク、白と濃色のコントラストを効かせたもの
-
小物:シルバー、プラチナ、輝きの強いクリスタル
-
避けたい傾向:黄みの強いアイボリー、シャンパン、中間的なくすみ色
ウィンタータイプの方は、純白のドレスが最も映えるタイプです。鮮やかなカラードレスにも負けない存在感をお持ちです。
第4章:ブーケ・ベール・小物まで、色をつなげる
ドレスの色が決まったら、次は周辺の色をそろえていきます。ここを丁寧にできるかどうかで、当日の完成度がまったく変わります。
ベールは、ドレスと同じ白を選ぶ
意外と見落とされがちなのが、ベールとドレスの白が違うケースです。ドレスがアイボリーでベールがピュアホワイトだと、重なった部分に色の差が出て、写真で違和感として写ることがあります。基本は、ドレスと同じトーンの白をお選びください。
ブーケは「顔の色を助ける小さなドレープ」
ブーケは、写真の中でお顔のすぐそばにくることが多いアイテムです。持ち方によっては、胸元から顔にかけて色が反射します。
ですから、ブーケの色もパーソナルカラーに沿って選ぶと、お顔がさらにきれいに見えます。形についても、身長やドレスのシルエットとの相性がありますので、色と形をセットでお考えいただくのがおすすめです。
アクセサリーの金属色をそろえる
イエローベースの方はゴールド、ブルーベースの方はシルバーやプラチナが肌になじみやすい傾向があります。ネックレス、イヤリング、ヘッドドレス、そして結婚指輪。ここがそろっていると、全身の印象がぴたりと決まります。
第5章:和装をお召しになる方へ
和装は、洋装以上に色が印象を左右します。
白無垢にも、実は種類があります。純白に近いものと、生成りやクリームがかったものです。洋装のドレスと同じように、ご自分に似合う白の温度を選ぶことで、お顔映りがまったく変わります。
色打掛は、色数も柄の量も多いため、迷われる方が非常に多いところです。目安として、
-
イエローベースの方:朱色、金茶、山吹、深緑、えんじ
-
ブルーベースの方:紺、藤色、桜色、深紅、白地に青みの柄
といった方向性が挙げられます。ただし、色打掛は柄の面積や金銀の量によっても印象が変わりますので、「地色」と「顔に近い部分の柄の色」の両方を見ていただくとよいでしょう。
洋装と和装の両方をお召しになる場合は、それぞれで似合う方向性を先に把握しておくと、当日のお色直しの流れもきれいにつながります。
第6章:メイク・照明・写真という、当日ならではの3つの視点
結婚式の色選びには、普段のおしゃれとは違う、当日特有の事情があります。
視点1:メイクは「濃さ」ではなく「色」で決まる
ブライダルメイクは、遠くから見られること、写真に残ることを前提に、普段よりしっかりめに仕上げるのが一般的です。ただ、濃くすればきれいに見えるわけではありません。
大切なのは、ベースメイクの色みとリップ・チークの色調がご自分に合っているかどうか。似合わない色みで濃くすると、「別人のよう」「顔だけ浮いている」という結果になりかねません。
事前に似合うリップやチークの色がわかっていれば、ヘアメイクリハーサルの場で「もう少しこういう色みで」と具体的にお伝えできます。この一言があるかないかで、当日の仕上がりは大きく変わります。
視点2:会場の照明で色は変わる
チャペルの自然光、披露宴会場の暖色系の照明、キャンドルの光。それぞれで色の見え方は変わります。特に暖色系の照明のもとでは、青みの色はくすんで見えやすく、黄みの色は華やかに見える傾向があります。
ドレスの試着をされるときは、可能であれば自然光の入る場所でも一度確認なさってください。
視点3:写真は「肌の色」を正直に写す
写真は、その場の目で見た印象よりも、色の差を強調して記録します。似合わない色をまとっていると、当日は気づかなくても、後日アルバムを開いたときに「なんだか顔色が悪い」と感じてしまうことがあります。
一生残るお写真だからこそ、色の判断は慎重にしていただきたいのです。
第7章:診断を受けるベストなタイミングは「試着に行く前」
これは声を大にしてお伝えしたいことです。ブライダルのパーソナルカラー診断は、ドレスの試着に行く前に受けていただくのが理想です。
理由は3つあります。
-
試着の効率が上がる 何十着も着比べるのは、想像以上に体力を使います。似合う白の種類がわかっていれば、最初から絞り込んで試着でき、心にも時間にも余裕が生まれます。
-
人の意見に振り回されなくなる ご家族やご友人の「こっちのほうがいいんじゃない?」というご意見に迷われる方は本当に多いものです。ご自分の軸があると、納得して決められます。
-
全体の色設計ができる ドレスを決めてからブーケや和装を考えるより、最初に全体像を持っておくほうが、ずっとまとまります。
もしすでにドレスをお決めになっている場合でも、遅すぎるということはありません。決まっているドレスに合わせて、ブーケ・小物・メイクの色を最適化していく形でご提案いたします。
カラークチュールのブライダルコースについて
当サロンのブライダル花嫁コースでは、パーソナルカラー診断と骨格診断を軸に、似合うドレスや和装のデザイン分析、メイク・ヘアスタイル診断までを行っております(税込32,000円/所要時間110分程度)。
-
カラーカード、診断カルテ、メイクカード、ブライダルシートをお渡しします
-
ブーケの色と形、ベール、ヘアアクセサリー、ドレスのシルエット、胸元や裾のデザインまでご提案します
-
新郎さまのタキシードの形、タイの色についてもアドバイスいたします
-
お写真をもとに、提携ショップのドレスの中からお似合いのデザインを設定することも可能です
-
画像でのご相談も承っております
-
挙式前日まで、ご不明点やご質問にお答えいたします
ブライダルだけでなく、その後のファッションの傾向についてもお伝えいたしますので、診断カルテは結婚式が終わったあとも、日々のお洋服選びにお役立ていただけます。
よくいただくご質問
Q. どのくらい前に受けるのがよいですか?
ドレスの本格的な試着が始まる前がおすすめです。式場やドレスショップの予約状況にもよりますが、挙式の半年から1年前にご準備を始められる方が多いので、そのタイミングで受けていただくと、その後の流れがスムーズになります。すでに試着が始まっている方も、遠慮なくご相談ください。
Q. 母や姉妹と一緒に受けることはできますか?
はい、可能です。当サロンでは3名以上でお越しの場合の女子会割もご用意しております。ご列席のお衣装選びにもお役立ていただけます。
Q. 新郎も一緒に診断を受けられますか?
はい、メイク以外のコースはメンズにも対応しております。カップルでお越しの場合はペア割もございます。お二人の色をそろえておくと、並んだときの写真がぐっと美しくまとまります。
Q. 診断結果と、着たいドレスの色が違ったらどうすればよいですか?
無理に諦める必要はまったくありません。カラークチュールでは、お客様の「好き」というお気持ちを何よりも大切にしています。素材の質感を変える、顔まわりにアクセサリーやブーケで似合う色を足す、メイクで調整する。取り入れ方はいくつもございます。診断は、色で縛るためのものではなく、お好きな色を美しく着こなすための方法をお伝えするものです。
Q. 自己診断でタイプはわかっているのですが、それでも受ける意味はありますか?
はい、あると考えております。自己診断は照明や先入観に左右されやすく、ツールによって結果が違うということも珍しくありません。また、ブライダルの色選びは「タイプがわかること」がゴールではなく、「ドレス・ブーケ・メイクをどう組み立てるか」までが本題です。そこを具体的に設計するお手伝いをいたします。
まとめ:一生に一度の日を、一番きれいなあなたで
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
結婚式のご準備は、決めることが本当にたくさんあります。その一つひとつに迷い、悩まれるのは、それだけ大切に思っていらっしゃる証拠です。
だからこそ、早い段階で「色の軸」を持っておいていただきたいのです。軸があれば、迷う時間が減り、ご準備そのものを楽しむ余裕が生まれます。そして何より、当日のお写真をご覧になったときに、「これが一番の私だ」と心から思っていただけるはずです。
似合う色を知ることは、ご自分を大切にすることでもあります。人生の節目に立たれるいま、その一歩を踏み出してみませんか。
あなたのいちばん美しい瞬間に、少しでもお力添えできますことを、心から楽しみにしております。
自分に似合う色や、魅力が伝わる装いを知りたい方へ
カラークチュールでは、お一人おひとりのお悩みや目的に合わせて、各種診断・レッスンをご案内しています。
公式LINEはこちら
