
分かっているのに決められないという状態
「イエベかブルベかは分かっている」
「似合う色の傾向も、なんとなく理解している」
「診断結果も一度は見たことがある」
それなのに、いざ服を選ぶ場面になると、色が決められない。店頭で手に取っては戻し、鏡の前で首をかしげ、結局いつもと同じ色に落ち着く。この状態に心当たりがある方は、決して少なくありません。
このとき多くの人は「自分は優柔不断なのかもしれない」「センスがないのかもしれない」と感じてしまいます。しかし、色が決められない理由は、性格や能力の問題ではありません。思考の構造そのものに原因があります。
色で迷う人ほど実は考えすぎている
色が決められない人は、色について何も知らないわけではありません。むしろ逆です。
・この色はイエベ向き
・このトーンはブルベ寄り
・この組み合わせは避けたほうがいい
そうした情報を、頭の中にたくさん持っています。その結果、色を選ぶたびに、複数の判断が同時に走ります。
「理論的には合っているけれど本当に大丈夫か」
「診断的にはOKだけど違和感がある気がする」
こうした確認が重なり判断が止まってしまうのです。
「選択肢が減らない」本当の理由
本来、パーソナルカラー診断は、色の選択肢を減らすためのものです。しかし、色が決められない人ほど、診断を知ったあとに選択肢が増えています。
その理由は、「これは選んでいい」「これは選んではいけない」という白黒思考で診断を使ってしまっているからです。すると、
・例外はどうするのか
・この色はグレーゾーンではないか
・理論と感覚がズレたらどちらを優先すべきか
といった新たな問いが次々と生まれます。結果として、選択肢は減るどころか、どんどん増えていきます。
「正解を選ぼう」とするほど迷いは深くなる
色が決められない人に共通しているのは、「正解を選ぼう」としていることです。この色で間違っていないか、失敗にならないか。そう考えれば考えるほど、判断は慎重になり、動けなくなります。
しかし、服選びにおいて「絶対的な正解」は存在しません。あるのは、「今の自分にとって負担が少ない選択」です。正解を探そうとすると迷いますが、負担の少なさを基準にすると、判断は一気に楽になります。
色だけで判断しようとする限界
色が決められない人の多くが、「色さえ合っていれば大丈夫」と無意識に考えています。そのため、形や素材、全体の雰囲気に違和感があっても、色でどうにかしようとします。
しかし、外見は色だけで成り立っていません。色が合っていても、形が合っていなければ違和感は残ります。その違和感を「色の問題」と誤認すると、色選びはさらに難しくなります。
「分かっているのに迷う」人の思考ループ
分かっているのに迷う人は、次のような思考ループに入っています。色を選ぶ → 理論を思い出す → 感覚と照らす → ズレを感じる → 判断を保留する → 最初に戻る。このループは、知識がある人ほど起きやすくなります。問題は、どこでループを止めるかを知らないことです。
パーソナルカラーは「決断装置」ではない
ここで一度、パーソナルカラー診断の役割を整理しておく必要があります。パーソナルカラー診断は、決断を代わりにしてくれる装置ではありません。どちらを選ぶかを決めるのは、あくまで本人です。
診断は、「この範囲なら安心」という土台を示すものです。その土台の上で、感覚や状況に応じて選ぶ余地があるからこそ、日常で使えるのです。
迷いが減る人がやっていること
色の迷いが減っている人がやっていることは、とてもシンプルです。それは、「全部を判断しようとしない」ことです。
・今日はこの色で十分
・これは検討しなくていい
・ここは考えなくても大丈夫
そうやって、意識的に判断を手放しています。パーソナルカラー診断は、その判断を手放すための材料として使われています。
期待値が高いほど迷いは増える
以前のブログでお伝えしたように、パーソナルカラー診断に過度な期待をかけると、迷いは増えやすくなります。「これで全部解決するはず」という前提があると、少しの違和感が大きな不安に変わるからです。診断を「万能な答え」ではなく、「判断を軽くする道具」として使えるようになると、迷いは自然と減っていきます。
まとめ|迷いが多いのは考えている証拠
色が決められないのは、考えていないからではありません。むしろ、その逆です。考えすぎているからこそ決められなくなっています。パーソナルカラー診断は、考えなくていい部分を増やすためにあります。その役割を取り戻すことで、色選びはもっと穏やかなものになります。
カラークチュール東京からのご案内
色が決められず 「分かっているのに迷ってしまう」という状態が続いている方は、ぜひ一度カラークチュール東京までご相談ください。
カラークチュール東京では、「どの色が正解か」を決めることよりも、「どこまで考えなくていいか」を一緒に整理します。色選びで疲れ切ってしまう前に迷いのループから抜け出すために、そんなお悩みの方はぜひ、カラークチュール東京までご相談ください。




